「顔がたるんで来た気がする」と感じるとリフトアップのためにエイジングケアをしたり、顔のマッサージをしてたるみケアをします。リフトアップ効果のあるスキンケアなどを使っても効果が出ないという時、原意と言われているのが「頭皮」です。
頭皮と顔は同じ皮で繋がっています。顔に「たるむな!」とリフトアップやエイジングケアをしても頭皮自体がたるんでいると、皮膚は元に戻りません。
最近では顔のたるみを予防するために頭皮マッサージに通ったり、スカルプケアで若々しい頭皮を保つケアをしている女性も増えています。それくらい頭皮は美容にとって大事なのです。
毎日1度は触っている頭皮、自分の頭皮が今どういう状態なのか皆さんは知っていますか?
常に頭皮のコンディションをチェックしよう
よく頭を揉んでマッサージをすると目がスッキリとするということがありますが、それくらい頭皮にはたくさんのツボが集まっています。
頭皮がたるむと顔にもたるみが出ますし、頭皮が硬いと抜け毛につながることもあります。それくらい頭皮は大事で常に頭皮のコンディションをチェックしていなくてはいけません。特に注意をしたいのが次の5項目です。
- 両手で頭皮を寄せても固くて動かない
- 耳の上の頭皮にたるみがある
- 頭頂部から1センチ程度外側を揉むと痛い
- 後頭部を触ると指が沈むような感じがする
- 耳の上部付け根が目尻より下にある
この中で1つでも該当するものがある時は、今すぐ頭皮を揉みましょう。
「これがどうして美容に関係あるの?」と思うものもあるかもしれませんが、リフトアップだけではなく血行や老廃物の排出など美容に関係するものがたくさんあるので、すぐに頭皮揉みを実践しましょう。
初心者でも簡単にできて美容効果のある頭皮揉みとは
頭皮揉みがいいと分かっても難しいとできません。初心者でも簡単にできて、美容効果のある頭皮揉みはどうしたらいいのでしょうか。
目の下のくまが気になる人は「前頭部揉み」
目が疲れてくると目の下にくまができます。くまができるとメイクで隠さなくてはいけないので大変ですし、美しくありません。そういう時は「前頭部揉み」をすることで目の周りの疲れを取ってくまを消し去りましょう。
- 手を開き、頭の中心から1センチ程度外側に中指がくるように手をセットする
- 小指は前髪の生え際部分にくるように置く
- おでこを引っ張り上げるように指を動かし、そのまま円を描くようにマッサージをする
これをするとおでこのたるみが引き上げられ、目元がすっきりとします。血行も良くなるのでくまにも効果的です。
血行やリンパも滞りを良くしたい人は「後頭部揉み」
顔をスキッとさせるにはリンパや血行も大事です。結構が悪かったりリンパが滞っていると顔がむくみやすく、小顔からかけ離れてしまいます。
特に冷房などが入っている時期、女性は冷えやすいのでこのマッサージをして血行を良くしましょう。
- 手を軽く開き、親指が耳の後ろの髪の生え際に来るようにする(耳を覆うような形で指を置くと簡単なので、親指を置いた後に手のひらで耳を覆って指を置いてみましょう)
- 指を使って頭皮を中心に寄せ、そのままの状態で上に持ち上げる
- 持ち上げた状態で大きく頭皮を回すようにマッサージする
後頭部の頭皮をマッサージするのですが、この部分は動きにくい部分なので、一旦中心に頭皮を寄せてそれを持ち上げながら揉んであげると、後頭部全体をまんべんなくマッサージすることができます。
スッキリとした小顔になりたい場合は「耳」を上手に使う
やはり女性は小顔に憧れます。この小顔も頭皮揉みを続けることで「なりたい顔」に近づきます。顔の場合は頭皮と一緒に耳つぼを刺激してあげるとさらに効果が高くなります。
- 右耳の上の方を右手でつまみ、外側に引っ張る
- 左手の人差し指から小指を右耳の裏に置き、頭頂部に向かって頭皮を引き上げるように指を滑らせる
- 左側も同じように頭皮をマッサージする
- 右耳を同じように外側に引っ張り、今度は襟足の方へ向かって頭皮を引っ張るように指を滑らせる
- 左側も同じように頭皮をマッサージする
このマッサージは頬から上の部分を引き上げ、顎のラインをすっきりとさせてくれる効果があります。
毎日スキンケアの後にマッサージとして入れてあげると忘れないですし、変化にも気づきやすいですね。
時間がない人は「ながら揉み」で頭皮をマッサージ
頭皮揉みが大事と分かっていても、忙しくて毎日頭皮揉みをすることが難しいという人は「ながら揉み」を覚える無理なく続けることができます。
ブラッシングは髪をとかすだけではなく、頭皮をしっかりと持ち上げる
毎日行うブラッシング、髪の毛だけササッとブラッシングするのではなく、しっかりと地肌にブラシをつけてブラシをかけるだけで頭皮揉みと同じ効果を得ることができます。この時、ブラシをかける順番が大事です。
- 耳の上にブラシを当て、頭頂部に向かってブラシをかけます
- 頭頂部から後頭部を通り、髪の先までブラッシングします
- 反対側も同じようにブラッシング
これだけで耳の上から頭頂部まで頭皮を引き上げてくれます。この時に注意したいのがブラシの使い方と選び方です。頭皮に常にブラ足が当たった状態にしておかないと頭皮を揉んだことにはなりません。
そしてブラシも頭皮に当たっているので固いものではなく、豚毛や木製で先の丸いものなどを使いましょう。プラスチックのものや尖ったものは頭皮を傷めるので注意です。
シャンプーの時間を無駄にしない!洗いながらマッサージ
忙しくても毎日シャンプーはします。その時間を使って洗いながらマッサージしてあげると時間もかかりません。
シャンプーは頭皮を洗うので、その時に洗いながら指先をくるくると回して頭皮を動かしたり揉むだけで十分です。シャンプー時だと揉むことで頭皮の汚れも落ちるのでオススメです。
頭皮を揉んでスッキリとした顔を目指しましょう
顔の皮膚は頭皮と繋がっています。「顔の悩みだから顔のケアをしっかりとすればいい」ではなく、まずは頭皮をしっかりと揉んでみましょう。
軽い症状の場合、頭皮を揉むだけで悩みが解消することもあります。毎日頭皮マッサージをしていつまでも若々しい姿を保ちましょう。